飲食店の羊腸仕入れガイド
お店で自家製ウインナーを提供するとき、羊腸は何メートル仕入れればよいのでしょうか。試作で使った長さと、次の補充品が届くまでに仕込む本数が分かれば、手持ち在庫を差し引いて発注量の目安を出せます。
1.試作で、何本作るのに何メートル使ったかを記録する
本番と同じ径・荷姿の羊腸を使い、口金、1本の大きさ、詰め方もそろえて試作します。提供できる状態に仕上がった本数と、羊腸を実際に使った長さを記録してください。端や破れで使えなくなった分も、使った長さに含めます。
使った長さを、提供できる状態に仕上がった本数で割ると、1本当たりの使用量が出ます。径や1本の大きさ、作業条件が変わったら測り直してください。試作前に生地の量から見積もる場合は、業務用羊腸の径別充填量と使い方をご覧ください。
2.仕込み予定から手持ち在庫を引く
今回の注文品を受け取ってから次の補充品が届くまでに、何本作るかを合計します。試食や予備として作る分も、必要に応じて含めてください。1本当たりの使用量に合計本数を掛け、今回の受け取り時点で残っている見込みの在庫のうち、同じ規格で使える分を引きます。
新たに手配する長さ = 仕込み予定で使う長さ + 余裕分 − 使える在庫の長さ
結果が0以下なら、その期間分の追加発注は不要です。余裕分は、追加の仕込みや試作との差に備えて、お店の状況に合わせて決めます。仕込み本数や試作時の使用量にすでに含めた分は、重ねて足さなくてかまいません。
| 確認する項目 | 記入例 |
|---|---|
| 試作の結果 | 使った長さ3.6m、提供できる本数20本 |
| 1本当たりの使用量 | 3.6m ÷ 20本 = 0.18m |
| 仕込み予定 | 100本 × 4回 = 400本 |
| 仕込み予定で使う長さ | 0.18m × 400本 = 72m |
| 今回の受け取り時に使える在庫 | 10m |
| 新たに手配する長さ | 72m − 10m = 62m |
ハンク単位で購入するときは、余裕分を含む手配量を賄える販売単位に切り上げます。下記の19〜21mmの羊腸は、複数本を合わせて1ハンク約91.5mです。記入例では、余裕分を含めて1ハンクで賄え、保管場所も確保できるなら、1ハンクが候補になります。必要な量が少なければ、同じ用途に合う小容量品もご検討ください。
3.残りがどれくらいになったら注文するかを決める
注文してから届くまでに使う見込みの長さに、必要な予備分を足します。使える残量がその長さに近づいたら、在庫・発送案内を確認し、次の注文を検討します。仕込みごとに使った長さを控えておくと、次回はお店の実績で見積もれます。開店日やイベント日が決まっている場合は、受け取り後の準備時間も見込んでください。
仕込みに合う業務用羊腸を選ぶ
19〜21mmで試作した方は、ノズルへの取り付け方や保管場所に合わせて、パイプ付き・なしを選べます。注文前に、使っている道具との適合、保管方法、価格、在庫、発送案内を商品ページでご確認ください。
